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なぜ学び、なにを学び、どう学ぶのか(序文1)

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【序文】
高校時代、受験勉強に興味が持てず、なぜ勉強するのかが分からなくなったことがあります。自分の興味のない学科が将来、自分とって何の役に立つのかと疑問を持っていました。浪人を含めて3年近い受験勉強の間、その疑問はますます深まるばかりでした。できることならば自分が興味を持った数学の勉強を先に進めていきたい、そんなことばかり考えて煩悶していた気がします。

なぜ学ぶのか、各学問には苦労して学ぶだけの理由があります。それはつまり、人の役に立つという理由があるのですが、社会経験が乏しい頃にはそれがどのように役に立つのか理解することも難しく、なかなか各学問の面白さに気付くことができなかったのだと思います。

この文章では、乏しい経験ではありますが、自らの社会経験、勉強を踏まえて、できる限り現代社会を俯瞰した上で、この社会に必要とされている各学問を取り上げて、なぜ、それらが必要とされているのか、さらには、どのようにそれらの学問を学べばよいのかを説明したいと思います。

なぜ学び、なにを学び、どう学ぶのかを知れば、とくに、これから自らの職業を選択していく若い方々にとっては、仕事を選ぶ上での参考になりますし、自分が興味を持った学問に集中する土台にもなります。まず、自分の専門だけを学んでいって、他のことを何も知らないでいいのだろうかといった不安を持っている方がいれば、そのような不安をなくすことができるのではないかと思います。さらには、この文章で説明する内容は、学問の基礎的な分野に関することが多く、広い視野とともに、自らの専門分野へのフィードバックがふんだんに得られる内容になっているだろうと思います。

若い方々だけではなく、学問はいつでも、何をやるのも各人の自由です。そして、学問でも仕事でも進めば進むほど、広い視野と深い考えが必要とされていきます。仕事上でより良い決断をしたい、視野の広い選択を行えるようになりたいと考えれば、何を勉強すればよいのかと頭を悩ますことも多くなります。この文章は、既知の事柄も多いかもしれませんが、そんな悩みを抱える方々の何らかのヒントになるのではないかと期待しています。

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公開日時:2016年8月24日
最終修正日:2018年1月5日